2018 ジュニア&マスターズ・トラック 全米選手権

昨日、ようやく2018年ジュニア&マスターズのトラック・ナショナルチャンピオンシップが終わりました。
開催期間は7月7日(土)~15日(日)の9日間でした。会場は自宅から5分の距離にあるベロドローム。地元開催ということで多くの地元アスリートが参戦し、応援にも力が入りました。

大会はまずジュニアから始まって、終わりはオッサンとオバサンで締めくくり。
我が家は娘、妻、私の3人で参戦しました。
地元開催だったので、宿泊とかは不要で便利でしたが、かなり疲れました。
レースを走る疲れ以外に、事前の調整とか娘のレースのサポート・応援で自分のレースが始まる頃には気持ち的に疲れてしまっていました。

娘は13・14歳女子のカテゴリで参戦。20人のアスリートが熱戦を繰り広げました。
一番最初のレースで、緊張からか落車が2回も発生し、そのうち1回の落車に娘も巻き込まれ、軽症を負いました。
しかし直ぐに立ち上がり、レースに復帰する事が出来ました。
今回は年上の相手と対戦する年回りでしたので、表彰台を狙うのはかなり厳しいかなと思っていましたが、13歳ながら全種目とオムニアムで表彰台に立つ事が出来ました。
特に(親ばかを差し引いても)感激したのは最終種目で見せた娘のガッツある素晴らしい走りでした。最終2ラップで、良いとは言えない位置取りから一気に前に出て、明らかに各上の選手に喰らいつき、2位を獲得。それによってオムニアムも5位から2位に上がりレースを締めくくりました。今までトラックで勝てなかった体格で大きく勝る選手を後方に置き去りにした走りは、本当に素晴らしく、きっと忘れる事は無いと思います。恐らく、あのレースで本人の心の中で大きな変化が生まれたことと思います。
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妻は今年が最初のナショナル。
しかしながら、こちらも素晴らしい、粘り強い走りを見せて、全種目で表彰台入り。
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最終種目のチームスプリントでは僅差でナショナルチャンピオンのタイトルを逃してしまいましたが、見事シルバーメダル。
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我が家の女子選手達は皆、大活躍をしてくれました。

一方、私はと言うと、結果を残すことが出来ず、ものすごく落胆した大会になりました。
タイムトライアル系では2種目とも自己記録を更新する事が出来てよかったのですが、自分では力を入れていたスクラッチとポイントレースで表彰台に上がれず、本当に落ち込みました。
ポイントレースは正に死闘でした。最終スプリントで5位になり、表彰台入りに必要なポイントをとれず8位に終わりました。それまで7位タイだった選手が最終ポイントでポイントを取り、4位で表彰台入りしたのも落胆に拍車をかけました。
レースが終わってからも2-3日間は立ち直れず、一時はレースを止めたいとも、自転車なんか見たくないとさえ思うようになった時もありました。
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しかし本当に止める決心は付かず、何とか立ち直る機会を模索していました。
コーチから、楽しむ事を忘れていると指摘され、楽しむとは何かを考え始めました。
今までの自分は、結果に執着し過ぎていました。特にナショナルなので、何としても結果が欲しい。表彰台に立ちたいという気持ちばかりが強く、自分で自分を追い込み、自分を見失ってレースをしていたように思います。
たまたま今シーズンは好調で、ナショナルも行けると思って居た為、結果がボロボロだった事が相当にこたえました。
自分に何が足りないのか?何がいけないのか?を自問自答している時に、楽しむ(Have Fun)という意味についてコーチや家族から助言をもらい、少しずつではありますが、何のためにレースをするのか?の答えを見出しつつあります。

家族やチームメイト、普段レースで一緒に戦っている仲間達が皆活躍し、全米選手権のタイトルを取ったりしているのを見ていて、羨ましいのと、嬉しいのと、刺激を受けるのとで複雑な気持ちになりました。やはりプレーヤーは輝いていて、格好良いと思いました。
またFacebookなどでは当然ながらナショナルネタばかりが投稿され、他の人の成功を数限りない程みるのですが、その中で心に響いたのは、リオのオリンピックを最後に引退したオリンピック選手とそのお父さんが写っていた投稿でした。
21年前、そのお父さんは未だ当時、小さかったその選手の初めての全米選手権表彰台入りを抱きしめて喜んでいたのが、21年後はその選手が、今度は表彰台の真ん中に立つお父さんを抱きしめているシーンでした。
レースを続ける理由は結果ではない事を教えてもらった気がしました。
コーチが良く言うのですが、自転車は生涯スポーツ。
きっと永くレースを戦う為に普段からトレーニングを重ね、レースというワクワクする、スリリングな舞台に立ち、情熱を注ぎ続ける事が出来ること楽しいのだと思います。
私達くらいのオッサンになると、大抵の人はこんなにも夢中になれるものを持っていないでしょう。
全米選手権、世界選手権といった大きな舞台に立つ事が出来ることだけでも、素晴らしい経験であり、感謝するべきことである事を忘れてしまっていました。
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勿論私にも目標はあります。その目標に向かって一つ一つ学び、経験を重ね、いつか目標に到達することが出来るよう失敗と成功を重ねて行こうと思うようになりました。

そういう事に気づけた意味で、今年のナショナルは実に有意義であったと今にして思えます。

このブログ記事を書いた後、私のFacebookの投稿に多くの自転車仲間からメッセージを頂きました。やはり皆等しく、結果だけを追って行くと長くは続かないと言う事を教えてくれました。中でも一番心に残ったのは、メダル、トロフィー、ジャージといった物質は時が経てば存在すら忘れてしまうものだが、自転車を通じて築き上げる、人とのつながり、家族との絆といった財産の方が余程価値があり重要だという教訓です。彼も私と同じ気持ちを経験してきた選手で、地元では一時かなり有名な選手でした。
自転車、特にトラック競技を始めていなければ、こんなにも多くの方達に巡り合うことはありませんでした。
最近では、元競輪S級選手で活躍された案浦功選手ともお近づきになれたり、元オリンピック選手ともお近づきになれたりと、光栄な事が多々あります。
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こんなに素晴らしい世界に居るだけでも幸せなことですね。

気持ちを切り替えて、今年10月にロサンゼルスで行われる、UCIマスターズ・トラック世界選手権に向けて頑張りたいと思います


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by sprockets | 2018-07-16 05:58 | トラックレース | Comments(0)

米東部在住のトラック&ロードレーサ。レース・トレーニング、機材など


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