タイヤの選択はパワー消費に影響が大きい
2017年 02月 23日
よく、宣伝文句で低転がり抵抗・・・というのを目にしますが、実は今まであまりそこに注目していなかったように思います。
ところが、先日トラックのトレーニングをしていて数値でタイヤの違いによる影響を実感&体感する事がありました。あまりの違いに正直ちょっとショックでした。
トラックの練習の一つとして3本ローラで、決められた時間の間一定の回転数を維持する練習をしていた時でした。レース用のトラックバイクと練習用のロードバイクの両方で同じメニューをこなしました。
勿論、トラックバイクとロードバイクの比較では無く、同じバイクを使って、同じホイールを使い、前後のタイヤだけを交換した時の比較です。
良いデータとしてパワーメータを備えた練習ロードバイクの3本ローラでのデータがあります。
タイヤ空気圧は120PSIに揃えて、使用するギヤも、3本ローラも、室温も、バイクも、ポジションも、ケイデンスも全て同じ条件で、2つの異なるタイヤを交換した時のデータです。夫々数日置いて行なっています。
まず、レースでも使えるクオリティの高いタイヤ(ミシュランのPro4です)を前後につけた時のデータです。ケイデンス100rpmでの平均ワットは177Wでした。(ギヤは53X13T)
同じ条件での平均ワットが240Wになっています
トラックバイクでも同じことを試してみました。
結果はロードと同じ傾向で、タイヤの種類によって心拍数が148bpmと164bpmの差が生じました。
体感的にも、タイヤの差による疲労度は歴然と感じられました。
やはりタイヤの選択は非常に重要である事が改めて実感できました。
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