トラックキャンプ in ロサンゼルス
2017年 01月 28日
私のコーチからこのトレーニングキャンプへの誘いを受けて、2つ返事で参加させてもらいました。キャンプを指導するのは私のコーチ。西海岸のアスリートと私を含めた東海岸のアスリートが合流しての3日間のトレーニングでした。
ペンシルバニアからロスまで予め自転車を発送しておいて、フィラデルフィア空港からロサンゼルス空港まで飛びました。往路はロスのストーム(嵐)のお陰でラスベガス空港に降りて3時間待たされるなど、ハプニングがありホテル着が5時間程度遅くなるなどかなり疲れた移動になりました。
翌朝は7時にベロドローム集合と疲れた体にはちょっとしんどいスケジュールでした
でもベロドロームに到着するとそんな事は一切忘れてしまいました。
素晴らしいベロドロームに目を奪われました。
実はこのベロドロームが完成したばかりの頃に私はロスに住んでいて、UCIの大会を一回見に来た事があるのですが、あれから十数年後に自分がここを入るようになるなんて当時は想像も出来ませんでした。
いま自分はその走路を走ろうとしているのです!
走路の長さも、材質も、バンクの傾斜もホームベロドロームとは異なります。
室内、木製、250m、傾斜45度は全て初めて。まともに走れるのかちょっと不安でした。
本当はこのベロドロームで走行するには、認定証の取得が必要です。初めて走る人は講習会を受けて認定を受ける必要があるのですが、コーチのアスリートと言う事で認定講習会無しで走る事が出来ました。初日の練習が終わる頃には認定証をもらいました。
キャンプの初日は、経験者と私のようにLAのベロドローム初走行組に分かれて、初走行組みは走路の内側から始めて、徐々に走行の高さを上げて行き、トラックに慣れる練習をしました。コーチからこのような傾斜の急なバンクでの走り方のレクチャーを受けながらの走行でした。
キャンプ2日目はコーチが先導バイクでアスリートを引いて走るモーターペーシングの練習に入りました。96インチと98インチのギヤに交換しての練習です。
コーチが運転する電動バイクの後ろに付いて、徐々にスピードを上げながらバンクの上から第一コーナーのスプリンターレーンに降下しそのままスプリンターレーンを高速走行する練習です。
これがかなりスリリングでした。45度のバンクではバイクが上に上がって行かないようにハンドルバー左側を下に押さえて、バンクに押し付けられる強烈なGを初体験しました。
これは30度のバンクでは得られなかったGです。本当にかなりのGがかかります。
ちょっと慣れないので100%で走る事が出来ませんでした。それでも62Km/hは出ていました。
キャンプ3日目は同じくモーターペーシングですが、今日はスプリントインターバル。
ギヤは94インチにして、合図と同時にスプリントをかけます。速度は昨日ほど早くありませんが、やはりバンクではGを感じます。ようやくコーチが言う”左ハンドルを自分が進む方向に向けて押し下げる”感覚が掴めてきたのも3日目です。綺麗にバンクの再下段のスプリンターレーンをトレース出来たときは気持ちが良かったです。
このベロドロームを走れたことで、どこのベロドロームでも走れるように思います
益々トラックが好きになりました。
コーチ推奨のタイヤはコレ↑です
しなやかなタイヤでグリップが高く、転がり抵抗の小さいタイヤです
とても快適に走れました。
世界選までにあと何回かこのベロドロームで練習を重ねるつもりです
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