ペンシルベニア州 マスターズ クリテリウム選手権
2009年 07月 21日
レース会場は自宅から至近距離にある運動公園です。
家から近いと何かと楽です。朝一番に受け付けだけ済ませて、朝ごはんを食べてから自宅のローラ台でウォームアップして、ジャージに着替えて自転車に乗って5分で到着です。
レース会場は普段から走っているのでコース取りとかは熟知していますが、どういう訳かこのコースは苦手なんです。通常のクリテリウムコースは90度コーナーとかがあるのですが、このコースは高速のままで周回出来るので減速箇所が殆ど無いんです。また道幅もわりと広く取ってあるので、100人くらいで走っても余裕があります。そういうコースなのでポジションを狙いやすく、後ろからでも比較的容易に前に上がれます。その分自分のポジションを維持するのは大変で、常に誰かが入って来たりして油断するとアッという間に後方に追いやられてしまいます。
さて、スタート前の作戦としては、アタックに備えて前にいる事、飛び出した選手がいたら追う事でした。
会場に着くとチームメイトが5人ウォームアップしていました。チームから6人出るので、作戦を立てることになりました。目標は最強スプリンターDaveを勝たせる為に、残り5周になったらそれぞれ前を引いて集団をコントロールすることになりました。私は残り2周で前を引く事でした。
スタートして間もなく、一人が飛び出して行きました。しかし一人では逃げ切れるものでは無いので誰も追いません。2周目になって登りでアタックがかかりました。私もチャンスと思ってアタックを追走します。
なかなか先行する2人に追いつけず、頑張って踏み続けていくうちにようやく追いつけました。後ろからも一人来ていて合計4人が飛び出した形になりました。後ろを見ると結構ギャップが開いています。”もしかしてこのまま行けるか?”と思いましたが、甘くはありませんでした。1周逃げたところで集団に捕まりました。
再びレースは振り出しに戻り、暫く集団は固まったまま周回を重ねました。
私はいつの間にか集団の中間になってしまい、前に上がるにもなかなか出られないでいました。行こうとするとDaveから”休め”の指示。Daveも同じ位置にいるので、残り2周まで脚を温存してセーブする事にしました。
残り7周くらいだったか、集団の真ん中くらいで泳いでいるうちに、6人が先行してしまいました。ギャップは少しずつ広がっていき、追いつけるかどうか微妙なくらいまで差が広がって行きました。
更に6人との差は広がり、ほぼ逃げ切り確実になりました。チームの作戦だったDaveを勝たせる事は出来なくなりました。それでも最終3周目からはチームメイトが前に出てDaveを前に引いて行きました。
私もラスト2周から徐々に前に上がり、ラスト周回で前に上がるべく備えました。
ラスト周回と告げるベルが鳴り、恒例の位置取り合戦が始まりました。急に進路を変える人が居てクラッシュ寸前というのが何回か目の前で起きました。ちょっと危険です。無理に前に出るとクラッシュしそうなので、安全を見て前に出ようとすると前のライダーが減速したりして、思うように前に出られません。
ゴールが近づき、この辺りで前に居ないと駄目だというところでも前が塞がって上がりきれず、中途半端な位置のままゴールスプリント開始。前には少し空間が開いているものの横一線でライダーがひしめいているので、落車しないように気を付けながらスプリント。今ひとつ全開に出来ないままゴール。19位でFinish
Daveは集団スプリントを1番で通過して7位でした。
レース平均時速:43Km/h
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前に出ることのできない「もどかしさ」は何とも言えない気分でしょうね。
よくレース中に怒号?罵声?があるって聞きますが叫んでいる人はいますか?